OLYMPUS OM-1

測光方式 中央重点測光
露出制御 マニュアル
測光範囲 EV2〜17
シャッター 機械制御布幕横走り
1〜1/1000秒・B・X(1/60)
ファインダー 視野率97%/倍率0.92倍
重量 490g
定価 ¥37,000

★これが極初期型かー!

オリンパスOM-1は,当初はM-1として発表されたことは有名な話である.すぐに改名されOM-1として流通したとされているが,72年7月にM-1が出て,OM-1になったのが73年5月だから実に10ヶ月もかかっている.結構,その流れはゆっくりだったようである.M-1は「基本的に」OM-1とはネーム以外は同じとされているが,ヲタク筋によると色んな所に相違点があり,これが贋作M-1(OM-1にM-1のトップカバーを載っけた偽物が有るとか無いとか)見分ける決め手となっているようである.

OM-1はOM-1MD,OM-1Nに至るまで長きにわたって販売されていて,途中改良やコストダウンによってかなりの部品が変わっている.もっともお金がかかっているとされるのが初期のM-1でその後はどちらかというとコストダウンの色が強い.コストダウンや改良は少しずつ行われたようで,必ずしも機種名がかわるポイントで大きな変更があったとは限らないのがこのカメラの面白いところだ.

このOM-1は製造No.2432**,デートコード「ス3X」の1973年10月生産のモデルで,普通のOM-1と違う点は,1.接眼レンズのガラス位置(手前にある),2.シャッター音(がより小さい),3.圧板サイズ(が小さい),4.ガイドレールのピンの数(4本),5.ASA感度ダイヤルの締め付けねじ,6.巻き戻しクランクのねじ(マイナスねじ)の違いがある.細かいバリエーションは他のHPで発表されているので,そちらでも見て頂くと良い.


見てすぐ分かるのがアイピースの位置.
後のモデルに比べてかなり手前にある.
普通のOM-1を一度見たことがある人ならひと目でわかる違い.

接眼レンズの改良は結構,後の方に行われたらしい.
フィルムガイドレールピンの数が4本ある.
これは基本的にM-1の特徴とされているみたいだ.

通常のOM-1は,右の2本のピンがない.
ガイドレールのピンが,多い分裏蓋の圧板のサイズが小さい.
ちなみに通常の裏蓋を使用すると,ピンが干渉するらしい.
巻き戻しクランクのねじがマイナス
通常のOM-1はプラスである.そのほかににも,クランクベース中心部分が,平ら(後期型は,角度が付いている)などの改変点がある.
重箱の隅をつつくようなポイント!
ASA感度ダイヤルの側面に等間隔(120°ずつ)に3本固定用ねじがある.

◎利点
米谷IZM.コンパクトで軽量.滑らかなシャッター感覚.小さいのに,とにかく静かでショックの少ないシャッターには感動すら覚える.
ニコンF3程ではないが,滑らかな巻き上げフィーリング.さすがにF3には一歩譲るな.
覗いたときのファインダーの大きさは第一級!とにかく凄い.
慣れれば操作しやすいダイヤル類.持っているだけで楽しくなる,むしろ今風の美しいボディデザイン.シューは付けない方が断然かっこいい.

(追記)
巻き上げがロックし,修理(オリンパス)に出したら,滑らかな巻き上げフィールが失われてしまった.静かだったシャッター音もどこか共鳴しているような音に変わってしまった.理由は良く分からない.(2005/2/1追記)

◎欠点
露出計の信頼度は低く,ファインダー逆入光の影響はかなり大きい.1段以上もオーバーに振れる時もある.
ファインダー内表示は至ってシンプルで,シャッター速度も絞り値も表示されないのは時々不便に感じる.
どことなく弱い感じのオーラを発する雰囲気.経年変化のトラブルが非常に多いのでいつ起きるのかという不安感が常にある.


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